オブリビオン終わった

やっと終わった。
最初に落としたものを拾ってあげようとして犯罪者扱いされてからというものの、吹っ切れた我が分身は街に入ればかならず犯罪者として呼び止められ、その度に門番や兵隊たちを皆殺しにしてカギを奪いカネを奪いダンジョンに潜る際の装備を奪いと悪行の限りを尽くしてきましたが、今回暗殺者ギルドや闘技場での名声を完全に達成したのでひさしぶりにメインクエストに合流してエンディングを迎えることができた。
悪行三昧プレイはおそらく最大の感動ポイントであるマーティンが志願した民兵を鼓舞するシーンがスキップされるばかりではなく、ストーリー進展のために誰かに話しかけに行かなくてはならない場合においても、「天賦の才術:月影」を使って一般兵の目を欺いていかなくてはならなかったりといろいろ制約が多いし、サブクエストに関しても無用なところで話しかけられるのがうざったいことこの上ないのでおすすめできない感じ。このあたりは時間経過で悪評がリセットされるFallout3のほうが後発だけあってよくできているのではないかなと思った。
よく自由度とやりこみ性が取りざたされて「だからJRPGはクソ」というおまけ文言とともにレビューがされたりする本作だけど、自由を体現するためのシステムが複雑にすぎるというか、別に開発者がやりこみ要素として用意したものをやりこむだけがやりこみ性じゃないんじゃないの、という風に感じてしまった部分はなくもない。プレイ時間としては30時間程度だしイマドキのJRPGもほとんどプレイしてないのであまり大きな事は言えないけれども、少なくとも開発者が意図しているようなやりこみをこのゲームをプレイしたすべての人にやってみてもらいたいと思っているのなら、もっとシステムを簡素化するだけでなくユーザーインターフェイスも大幅に改善する必要があるように感じた。
なんにせよ戦闘がなぁ…魔法はまだいいとしても剣闘にまったく迫力がないというか、バトル部分は全く盛り上がらないねこのゲーム。闘技場とかマジ作業ゲーだし。暗殺ミッションはいちいち作戦練ったりするのがめちゃ楽しかったけど、ラストバトルからしてただ普通に遠くから魔法連打して近づく前に倒せるとかもう適当すぎ。まあ、面白いは面白かったけどクリアしてみて自分にはあんまり合わないかなあとも思った。