やっとテストが落ち着いてきたので

なんというか、血が出る勢いで勉強するのが春学期のこの2週間と秋学期のテスト期間しかないっていうのはいろいろ良くないんじゃないだろうか。まあ日頃からいろいろ興味だけでいろんな授業受けたりはしているけど、これってあくまでも好奇心を充足する以上の役に立っているかというと果てしなく微妙だよなぁ… というわけで以下雑感。

  • ナショナリズム社会学
  • 雑誌論I
    • レポート課題。電子書籍SNS的な「つながる社会」に受け入れられることで、雑誌ならではのクオリティの高い言論空間がネットに展開されるであろうとか、ただiTMSみたいに好きな作家だけつまみ食いされるとコスト的にやっていくのつらくなるかもね、とかそういうことを書いた。
  • ドイツ言語学1 / ドイツ文学史VIb(20世紀2) / 文献演習IVa
    • けっこう俺はこの先生の授業好きで毎回出てたりするんだけど、いつも参加人数が15人ぐらいで、でもテストの日になると急に80人…いやそれ以上か?それぐらいの人数が来ちゃうのでなんというかもう、ええ。ほぼテストだけで単位を決めているのと、授業中に配布したプリントからしか問題を出さず、しかもそのプリントも持ち込み可、っていうのが単位だけとりたい人にとっては「おいしい」んでしょうけども、もうちょっと厳しくされても良いのではないかと思いますよ先生。
  • 文献演習IIa
    • ブレヒトのMann ist Mannについての授業。レポートとフィードバックペーパーの中間的なものを提出せよ、とのことで、Brechtの異化効果について論述した。授業中にやらなかった作中の人物の出てくるスピンアウト劇についても触れた上で論述したのが吉と出るか凶と出るか。いずれにしても自分の革命への情熱のために「自然さ」を受け入れるな!と言ってわざわざ劇への没入感を削ぐ劇を作るなんてBrechtほんとパンクな作家さんなことだなーと思う。この授業の先生、わりと初回のほうの授業で「…うんたらかんたら、ワロター!」とか言って割と俺だけ動揺してしまったんだけどあんまりこういうのみなさんスルーしてしまっていて…やっぱり俺がずれてるんだろうか。
  • ドイツ文学特講IVa(ドイツ演劇1)
    • ブレヒト賞をとったDea LoherのDas letzte Feuerについての授業。先生が文献演習IIaと同じなので提出物の形式もいっしょ。人間の精神の深淵を見抜く作家である、というような評価のされている作家さん。作中で交通事故を起こして死んだ息子がいるんだけど「天に在す神は間違いで私の子供を殺したのですか?それともまだ子供は生きているのですか?それはどこで?」「死は道理にかなっているとでも言うのですか?」「それともどうでもいいとでも?諦めて納得するしかないんですか?」「(Rabeさん:ここだけ違う人)死にも意味はあるんだ」「人間ってなんなのよ!!」っていう問答をするシーンがすごいとがってて好きだー的なことを書いた。好きだ―てwやっぱりこのへんのシーンとかあとは轢いちゃった原因を作った人の精神描写とかがリアルでありつつも異化効果で観客になにかを常に問おうとする姿勢とか、ところどころに向こうさんの倫理観のあり方が見えてきたりとか、そういうところが面白いなって思う。あと「自分の枠を越えていてわからない」ってことに対して「政治的です」という言い回しはかっこいいので今後使っていきたいw
  • ドイツ文学特講IIa(ドイツ抒情詩1)
    • Joseph von EichendorffのFrische Fahrtについて自由記述。ほんとに自由っぽかったので自分の考えるコミュニケーション観(人間と人間の関わりはけっきょくはすべて攻撃に過ぎない、それをうまく調整しながら形成していくのが人間社会であるが…以下略。やまあらしのジレンマとかもからめて)とか、あとは西洋的理想郷(「エロス的愛」「詩的文化たる芸術」「人工的に管理された自然」)とかと絡めながら、結局この詩は前半は生について、後半は死について述べてるんじゃないの?という結論でまとめてみた。ちょっと恥ずかしい感じなので先生も評価付けたらさっさと誰が書いたか忘れるべき…とか思ってるのはたぶん自意識過剰なんでしょうけども。
  • 文献演習IXa
    • Wolfgang BorchertのDie Kuchenuhrについての自由記述。IIaと先生同じ。まあ壊れた台所時計をもった若者がいきなり登場するサイケなKurzgeschichteなんだけど、結局戦争は若者の精神を破壊してしまい、結果的に家族の形見になった台所時計は若者の精神の象徴だよね、色があたえるイメージ(青)的に考えても平和な時代への憧れ丸見えだしね、という当たり障りのない内容で書いてしまった。それでも時間ぎりぎりなのはやっぱりKurzgeschichteは読み手に自由に想像させる余地が大きすぎるので想像力貧困層としてはこういう問題ひじょーにやりづらいというかなんというか。ええ。読むのは嫌いじゃないんだけど。
  • 我々をとりまく微生物の世界
    • アルコール添加についてと、インフルエンザウィルスが変異しやすいのはなぜか、っていうのについてちょこちょこ記述。感想のところで「持ち込み可なのに印刷物はダメっていうのはPCでメモとってたりpomeraでメモとったりしてる層についての想像力足りなさすぎだろ」ってdisってみたので単位もらえなかったらまじ困りますねえ、ぐらいの。まあたぶん唯一の全出席した生徒なのでおそらく大丈夫であろう…と信じたい
  • ドイツ文学特講Va(オーストリア文学1)
    • レポート提出?らしいんだけど、ぶっちゃけ休んだ回に連絡があったらしく出席していた友人もあんまし聞いていなかった(オイ)とのことなのでなにがあるかわからず。こんなことで落としてしまっていいのか…

あと来週の水曜日に金融論やったら仕上げだ―。きっちり勉強して望みたいところ。


やーもう出かける時間じゃん(23:13) まだいろいろ書きたいことあるんだけどなあ